【台北=共同】台湾北部の新北市にある遊園地のプール「八仙水上楽園」で27日夜、イベントの最中に火災が発生し、TVBSテレビによると、行楽客ら200人以上がやけどを負った。70人以上が重傷で、うち1人の生命が危険な状態という。
日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所は負傷者に日本人女性1人が含まれていることを確認した。女性の身元やけがの程度は不明。
報道によると、イベントは行楽客らにカラーパウダーを吹き付けるもので、可燃性があったパウダーに何らかの理由で引火したとみられる。TVBSは、現場が火の海になる様子をとらえた映像を報じた。当局が詳しい原因を調べている。
遊園地には「東南アジア最大」をうたったプールのほか温泉なども併設されており、台北などからの日帰り客も多い。
カラーパウダーはさまざまな色が付いた粉で、米国などでは全身に浴びながらランニングを楽しむイベントが開催されている。原料にはコーンスターチなどが用いられるという。