このほど上海で開催された「モバイルワールドコングレス(MWC)上海2021」では、出展企業80社が、ミリ波や5Gの業界における応用などの面のイノベーション商品、成果を展示している。移動体通信事業者や関連企業からなる業界団体・GSMアソシエーション(GSMA)によると、2020年末の時点で、世界の通信キャリア149社が57ヶ国・地域で5Gを商用化していると見られている。中国だけを見ると、5G接続者は2億人を超えており、世界で断トツトップとなっている。各業界での応用の面を見ると、5Gはスマートファクトリーや鉄鋼、港、輸送、自動運転、医療などの分野で、幅広い応用が進んでいる。人民日報海外版が伝えた。
GSMAが最近、中国信通院と共同で発表した最新報告「中国5G垂直業界応用ケース2021」は、中国の各業界で5Gを先行して応用・実践している21ケースをまとめている。その業界は、工業製造、交通輸送、電力、医療、教育、コンテンツ制作などをカバーしており、次世代情報技術の各業界の市場での応用シーン、技術的特徴、今後の発展の見通しなどにスポットが当てられている。報告によると、5Gは人々の生活や仕事のスタイルに大きな変化をもたらし、スマートシティ建設や自動運転車、先進的拡張現実(AR)技術などの分野のインテリジェントネットワークとユーザーの行動の関係において、5Gがこれまでになく重要な位置を占めるようになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月7日