■日本空港ビルデング 筑波大学発ベンチャーのサイバーダインと提携し、羽田空港の旅客ターミナルに作業支援ロボットなどを導入すると2日に発表した。従業員がロボットを腰に装着して重い荷物を運び、人工知能搭載の清掃ロボットも動かして空港内の作業を効率化する。両社は東京五輪に向けて安全技術などでも連携を模索する。
サイバーダインが開発した作業支援と清掃、搬送ロボットを計11台導入する。作業支援用ロボットは倉庫から重い段ボールを持ち出したり、空港発着のリムジンバスに荷物を積んだりする際に使う。車輪で動く清掃ロボットは自ら学習して最適なルートを選ぶ。搬送ロボットは最大200キログラムの荷物を載せられる。
羽田空港の先進的な取り組みを世界にアピールする狙いもある。記者会見した日本空港ビルの鷹城勲社長は「東京五輪に向けて、空港内の案内業務やセキュリティーの技術開発などもお願いしたい」と語った。