全国の政令市と東京23区の４月１日時点の保育所の待機児童数が7146人にのぼることが、日本経済新聞社の調査でわかった。前年同期比16％減だがなお高水準で、ゼロは８市区にとどまる。保育所の新設などで定員を約５万５千人増やしたが、需要の拡大に対応できていない。政府は2017年度までに待機児童をゼロにする目標を掲げているが、達成できるかどうかは不透明だ。

保育の需要が高いといわれる政令市20市と東京2…