【NQNニューヨーク=古江敦子】24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に4日続伸した。終値は前週末比3円60銭円高・ドル安の1ドル=118円35~45銭で取引を終えた。朝方に一時116円15銭と1月16日以来ほぼ7カ月ぶりの円高水準を付けた。世界的な株式相場の急落を受けて運用リスクを避ける動きが強まり、低金利の円に買いが向かった。
アジア・欧州市場で円高・ドル安が進んだ流れを引き継ぎ、円買い・ドル売りが先行した。中国・上海株の急落に続き、米株式市場ではダウ工業株30種平均の下げ幅が朝方に1000ドルを超えた。投資家心理が急速に冷え込み、円に対してドル買いに傾けていた持ち高を解消する動きが強まった。米長期金利/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E4E1E0E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXの指標である10年物国債/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EAE5E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX利回り/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE7E5E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXが約4カ月ぶりの水準まで低下し、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りも入った。
不安定な金融市場の値動きが米景気の回復ペースを鈍らせるとの観測が出た。米連邦準備理事会(FRB)が政策金利/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E4EAE3E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXの引き上げに動きにくくなったとの見方も円買いを促した。
ただ、取引終了にかけては当面の利益を確定する目的の円売り・ドル買いが出て、円は上げ幅をやや縮めた。
円の安値は120円09銭だった。
円は対ユーロ/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EBE7E5E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXで4営業日ぶりに反発した。前週末比1円50銭円高・ユーロ安の1ユーロ=137円40~50銭で取引を終えた。ドルに対する円の上昇が強く、ユーロに対しても円買いが優勢になった。
ユーロは対ドルで大幅に4日続伸。前週末比0.0230ドル高い1ユーロ=1.1615~25ドルで終えた。朝方に一時1.1713ドルと1月15日以来およそ7カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けた。世界的な株安を背景に、ドルに対して金利水準が低いユーロへの買いが膨らんだ。FRBが利上げに動きにくくなったとの見方もユーロ買い・ドル売りを促した。
ユーロの安値は1.1493ドルだった。