台風18号は9日、東海地方に接近した。午前中に上陸する。前線も影響し、東日本と近畿を中心に大雨の恐れがあり、気象庁は土砂災害や浸水などに厳重な警戒を呼び掛けた。
黄円の範囲は風速15m/s以上の強風域
、赤円の範囲は風速25m/s以上の暴風域、白の点線は予報円(台風の中心が到達すると予想される範囲)、薄い赤のエリアは暴風警戒域(台風の中心が予報円内に進んだ場合に暴風域に入る可能性のある範囲)
9日朝には、三重県志摩市で1時間に69.0ミリ、愛知県田原市で47.5ミリの大雨になった。
気象庁によると、本州付近に停滞する前線に湿った空気が入り、大気が非常に不安定になっている。台風は北上を続け、9日夜には温帯低気圧に変わり日本海に抜けるが、東日本の太平洋側を中心に10日も大雨が続く見込み。
10日午前6時までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で関東甲信300ミリ、東海250ミリ、東北200ミリ、中国、近畿、北陸150ミリ、伊豆諸島120ミリ。
台風18号は9日午前6時現在、浜松市の南約80キロを時速35キロで北北西へ進んだ。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。中心の北東側330キロ以内と南西側170キロ以内が風速15メートル以上の強風域。〔共同〕