制服や水着姿の女性をマジックミラー越しに見せる店舗を無許可で営業したとして、警視庁保安課は９日までに、東京・秋葉原にある店舗の経営者、高橋久容疑者（52）＝東京都千代田区＝を興行場法違反（無許可営業）の疑いで逮捕した。同課によると、同様の業態の店舗に同容疑を適用したのは全国初。

警視庁によると、高橋容疑者は「アイドル学園すた☆ぷろ」の名称で店を経営。店で働く女性はすべて18歳以上のため労働基準法や児童福祉法違反にはあたらないが、同課は女性が下着を見せる行為などは「見せ物」に該当するとして、映画館などを規制する興行場法を適用した。

同店は2011年６月からの４年間で約２億円を売り上げていた。今年５月に無許可で営業しているとして保健所から警告を受けていた。

逮捕容疑は今年７月、保健所の許可を得ずに、同区外神田の店舗で、男性客に対し、マジックミラー越しに水着姿の女性の動作などを見せた疑い。