【ロンドン=共同】ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会の徳増浩司事務局長は17日、新国立競技場の建設計画が白紙撤回されたことを受けて新たにまとめていた代替会場や運営予算の新計画を、国際統括団体のワールドラグビー(WR)に既に提出済みであることを明らかにした。約8万人収容のメーン会場がなくなったことで予算規模は縮小したが、WR側は理解を示したという。
大会組織委副会長を務める森喜朗元首相はこの日、WRのラパセ会長らと会談し「イングランド大会が終わったら、ただちに日本大会に向けて協力してやりましょうと言われた」と、新計画の内容を評価されていることを明かした。W杯終了後にはラパセ会長が安倍晋三首相との会談などで来日することも決まった。
関係者によると、大会組織委が提案していた代替会場は、開幕戦が約5万人収容の味の素スタジアム(東京都調布市)で、決勝は約7万2千人収容の日産スタジアム(横浜市)。