北京市新中街の都市森林(撮影・何建勇)。
この5年で、北京市の新規造林・緑化面積は約7.6万ヘクタールに達し、都市の緑地は3773ヘクタールとなり、森林率は41.6%から44.4%まで上昇した。公園・緑地の市民一人当たりの平均面積は16平方メートルから16.5平方メートルまで向上した。中国新聞網が報じた。
またこの5年で、北京の平原の造林面積が累計で約5.48万ヘクタールに達し、平原地域の森林率が25%から30.4%まで上昇した。生態機能や生物の多様性を一層重視し、新規に作られたり、または回復させた湿地が1.1万ヘクタールに達した。生態修復が実施された面積は約2.13万ヘクタールだった。新空港、副都心、永定河、冬季五輪、世界園芸博覧会周辺・沿線などの重点地域の造林面積は約2.46万ヘクタールに達した。
市全域の各種公園が1090ヶ所に
この5年で、北京が新規建設した都市レジャー公園は190ヶ所、都市森林は52ヶ所、小・マイクロ緑地・ポケットパークは460ヶ所、市全域の各種公園は1090ヶ所に達し、公園・緑地の半径500メートルカバー率は67.2%から86.8%まで上昇した。緑化・リニューアルが実施された公園、団地は181ヶ所で、景観向上が実施された胡同(伝統的な民家が建ち並ぶ細い路地)・路地は約3000本に達した。市民の居住地の近くにある公園・緑地がどんどん増えており、窓を開けて木々を眺めたり、外出して公園に行ったりして、自然をより豊かに、身近に楽しめるようになっている。
副都心の新規緑化面積は約1.67ヘクタール
北京の副都心の新規緑化面積は約1.67ヘクタール、建設された各種公園は約30ヶ所、666ヘクタール以上の郊外の公園・森林・湿地は8ヶ所に達し、東郊森林公園、台湖公園、千年守望林などが建設された。特に、敷地面積11.2平方キロの都市緑心森林公園は一般向けに無料開放されており、美しい副都心のシンボル的な存在となっている。
今年は新規緑化面積約1万ヘクタール計画
北京が今年計画する新規造林・緑化面積は1.06万ヘクタールで、都市の緑地面積を400ヘクタールに到達させるという。また、回復・建設する湿地の計画面積は1000ヘクタール。市全域の目標森林率は44.6%、平原地域の目標森林率は31%、都市の目標緑化カバー率は49%、市民一人当たりの公園・緑地目標面積は16.6平方メートル、公園・緑地の半径500メートル目標カバー率は87%だ。
北京市が実施している都市アップデートプログラムと合わせて、今年は東四南北大街、平安大街、両広路(広安大街)などの並木通りへのリニューアルが推進され、路地1385本の緑化・環境改善が実施される計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年2月4日