馳浩文部科学相は9日、舛添要一東京都知事と都庁で会談し、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の整備に関して「知事の意見を伺いながら、五輪後のことも十分に相談しながら進めていきたい」と述べた。
舛添知事は「今後とも緊密に連絡を取り、力を合わせて大きなゴールに向かっていきたい」と協力姿勢を示した。
馳文科相は、都への整備費の財源負担には言及しなかった。財源問題では、下村博文前文科相が都に約500億円を求める方針を示し、舛添知事が反発。今年6月に就任した遠藤利明五輪相が財源問題を引き継ぎ、9月に国と都で「財源検討ワーキング・チーム(WT)」を発足させ、議論を進めている。