プロ野球DeNAは19日、新監督に球団OBで外国人選手として初の通算2千安打を達成したアレックス・ラミレス氏(41)が就任すると発表した。関係者によると契約期間は2年。21日に就任記者会見を開く。球団初の外国人監督に、今季セ・リーグ最下位に終わったチームの立て直しを託す。
DeNA参入1年目の2012年から指揮を執った中畑清監督の退任を受け、本拠地の横浜にゆかりのある候補を中心に人選を進めていた。ヤクルト、巨人で活躍した後の12年から2年間、DeNAに在籍したラミレス氏はチーム事情を把握。日本で指導者となる強い意向を持ち、これまで独立リーグの兼任コーチやオリックスの巡回アドバイザーを務めており、次期監督に最適と判断した。
ベネズエラ出身のラミレス氏は米大リーグ、インディアンスなどでプレーした後の01年にヤクルト入りし、巨人に移籍した08年から2年連続でリーグ最優秀選手に選ばれた。DeNA時代の13年4月に通算2千安打を達成した。〔共同〕