神奈川県平塚市の無認可保育所で、生後4カ月の男児が死亡していたことが9日、分かった。平塚署によると、司法解剖の結果、脳に損傷を負った疑いがあり、署が詳しい経緯を調べている。
同署によると、6日午前4時半ごろ、平塚市宮の前の無認可保育所「託児所 ちびっこBOY」の男性職員から「子どもが息をしていない」と119番があった。男児は病院に運ばれ、死亡が確認された。
神奈川県は7日、緊急の立ち入り調査をし、当時の職員は1人と確認。県の基準では複数の職員を配置しておかなければならず、改善を求めた。
保育所の所長を名乗る男性は9日、取材に「当時の様子を録画した映像があり、男児はうつぶせでもなく、職員が落下させたわけでもなく、死亡した原因は分からない」と話した。詳しい状況が判明するまで営業を停止するとしている。〔共同〕