【バルセロナ=共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位選手が争うファイナルは10日、バルセロナで開幕し、男子初の3連覇が懸かる21歳の羽生結弦(ANA)がショートプログラム(SP)で世界歴代最高の110.95点をマークして首位に立った。11月下旬のGP最終戦、NHK杯で出した自らの記録(106.33点)を4.62点更新した。
羽生は4回転サルコー、4回転―3回転のトーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を完璧に決め、表現力を示す5項目の得点のうち「身のこなし」は10点満点だった。
世界王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が91.52点で2位。17歳の宇野昌磨(愛知・中京大中京高)は86.47点で4位、同じく初出場の村上大介(陽進堂)は自己ベストの83.47点で5位につけた。
浅田真央(中京大)と宮原知子(大阪・関大高)が登場する女子SPは11日(日本時間12日)、男女フリーは12日(同13日)に行われる。