【ソウル共同】日本と韓国の両政府が旧日本軍の従軍慰安婦問題の決着で合意したことを受け、韓国外務省は29日、林聖男第1次官と趙兌烈第2次官が同日午後に元慰安婦の女性らを訪問すると明らかにした。
日本との合意内容について元慰安婦らに了解を求め、韓国政府が設立する財団を通じた日本政府予算による生活支援など、今後の活動について説明するとみられる。
林氏が元慰安婦の支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」の施設を、趙氏がソウル郊外にある支援施設「ナヌムの家」を訪れる予定。
日韓は28日の外相会談で、日本政府が軍の関与と政府の責任を認め、支援を目的とした財団に10億円を拠出することなどで慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」に合意した。