公明党の山口那津男代表は6日のBSフジ番組で、夏の参院選で与党が衆参両院の3分の2を確保した場合に憲法改正を発議する案について「3分の2を取っていきなり改正しようというのは傲慢だ」と述べ、自民党をけん制した。「改正には国会で3分の2を超える合意がつくられなければならない」とも指摘し、発議には野党の賛同も不可欠との考えを示した。
山口氏は「今国会は選挙を控えてコンパクトだ。大多数の合意を得るのはあまり現実的ではない」と述べ、改正項目を絞り込む議論を参院選の後に先送りすべきだとの考えを改めて強調。参院選での争点化も否定した。衆参同日選は「いいことではない」と反対した。