【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)が8日発表した2015年11月の消費者信用残高(速報値、季節調整済み)は、3兆5260億ドル(約415兆円)となり、年率換算で前月比4.8%増えた。伸び率は前月の改定値から0.6ポイント低下し、15年1月以来最も緩やかな伸びとなった。
同指標はローンなどの借金による個人消費の動向を示す。自動車ローンや教育ローンなどの「非リボルビング払い」ローンは3.8%増で、伸び率は3.5ポイント低下した。クレジットカードなどの「リボルビング払い」ローンは7.4%増で、7.3ポイント伸びた。