【ワシントン=芦塚智子】12日のオバマ米大統領の一般教書演説では、ホワイトハウスの招待席の1つを銃犯罪犠牲者の象徴として空席にした。ホワイトハウスは「もはや声を上げられない犠牲者たちを我々が代弁するため」と説明している。
一般教書演説には大統領が訴える政策に関わる人物を招待する。昨年12月にカリフォルニア州で起きた銃乱射テロの犠牲者のパートナーや、シリア難民、同性婚を全米で合法化した最高裁判決の原告も招待した。
またコンピューター科学教育の支援などに取り組むマイクロソフトのナデラ最高経営責任者(CEO)や、女性予備役兵として初めて過酷な陸軍レンジャー課程を修了した兵士も出席した。