警察庁は1日、首都直下地震の発生時に東京都内に向かう警察や消防、自衛隊の輸送車両の経路を確保するため、一般車両の通行を禁止する「緊急交通路」として、新たに6路線10区間を追加や変更し、11都県にまたがる計55路線になったと公表した。総延長は1736キロとなる。
政府が3月、発生に備え、応援部隊派遣などの手順を定めた応急対策活動計画を決定したことを踏まえ、2012年3月に定めた緊急交通路を一部見直した。
対象は首都高や東北、中央、新東名などの高速道路や自動車専用道路と都心につながる国道や都道。今回追加、変更になった主な路線の区間は新東名の浜松いなさジャンクション(JCT)―岡崎東インターチェンジ(IC)や、圏央道の東金IC―木更津東IC、つくば中央IC―大栄JCTなど5区間、中部横断道の白根IC―双葉JCTなど。〔共同〕