中国鉄路の公式微信(WeChat)アカウントによると、江蘇省徐州市と連雲港市を1時間でつなぐ徐連高速鉄道が今月8日に開通した。全長は185キロ、設計時速は350キロ、開通初期は時速300キロで走行する。これにより、中国の高速鉄道網「八縦八横」のうち、最も長い「横」の路線である連雲港と新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)市を結ぶ高速鉄道が全線開通した。
徐連高速鉄道は、「八縦八横」の連雲港とウルムチを結ぶ路線の最東区間であり、最後に開通した区間となる。開通後、すでに開通している鄭州-徐州、鄭州-西安、西安‐宝鶏、宝鶏-蘭州、蘭州-ウルムチ高速鉄道とつながり、全長3422キロの高速鉄道路線が完成する。そして、「新ユーラシア・ランドブリッジ経済回廊」発展に有力な下支えを提供すると期待されている。
徐連高速鉄道は、北京と上海を結ぶ鉄道や沿海鉄道などとも連結する重要な連絡線でもあり、沿線の人々の鉄道利用がさらに便利になる。そして、現有の鉄道の貨物輸送能力を十分に活用することができ、「新ユーラシア・ランドブリッジ経済回廊」の東側起点である連雲港の先導的、かつ下支え的役割がより強化され、淮河生態経済ベルトの建設をサポートし、中国の「一帯一路」(the Belt and Road)戦略にサービスを提供するうえで、重要な意義を帯びている。
鉄道当局は今月7日午後8時に、徐連高速鉄道の乗車チケット発売を開始した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年2月8日