調印式を終え、握手する(右から)シャープの高橋興三社長、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長、戴正呉副総裁(2日午後、堺市)=写真 淡嶋健人
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長は2日午後、シャープに対する3888億円の出資が支払いまでに減額となる可能性について「支払いの契約は締結しており、それはない」と否定した。
鴻海の戴正呉副総裁は売却が決まっている大阪市阿倍野区のシャープ本社について「できれば買い戻したい」と発言。近隣にシャープや同社創業者である早川徳次氏の博物館、スマートハウスの展示スペースを設けたいと語った。ただ実際には買い戻せなかったことも明らかにした。