競技用ボール大手のミカサ(広島市)は13日、出産後の女性の体をケアする製品を発表した。細長いボールを使い、体の筋肉を縮めたり緩めたりする。開いた骨盤を出産前の水準に戻したり、姿勢のゆがみを正すなどの効果を狙う。価格は4600円(税抜き)。同社のウェブサイト限定で、年3万個の販売を目指す。
「美ストレッチボール」の名称で販売する。ボールは幅13センチメートル、長さ25センチメートルと、体で挟みやすいよう細長くしている。重さは130グラム。専用のベルトを使い骨盤を引き締めるほか、腹筋や背筋を鍛えることで姿勢を正しく整える。肩こりや腰痛を和らげることを目指す。同社は「産後の女性により気軽な気持ちで長く続けられるようにした」とする。
ミカサがボールの生産技術を活用して健康分野の新製品を出すのは2例目。同日の発表会で佐伯祐二社長は「健康をキーワードにした製品の開発を今後も続けたい」と話した。