西日本旅客鉄道(JR西日本)グループのJR西日本不動産開発(兵庫県尼崎市)は13日、名古屋市中村区で東海初となる不動産開発事業に乗り出すと発表した。JR名古屋駅から徒歩約14分の納屋橋地区に、地上14階建てのビルを建設する。主に東海地区でビジネスホテルを運営する呉竹荘(浜松市)に賃貸し、同社が運営する。
建設する用地は名駅と栄のほぼ中間に立地し、敷地面積は約470平方メートル。客室数が全166室の「くれたけイン プレミアム名古屋納屋橋」として2017年秋に開業する予定だ。
名古屋は出張客のほか国内外の観光客が数多く訪れビジネスホテルの需要は高い。運営ノウハウのあるテナントを迎え安定経営を目指す。
JR西不動産開発はJR西日本の100%子会社で、西日本を中心に不動産開発を手掛ける。14年度の売上高は約290億円。今後は東海や首都圏などでも不動産開発を積極化する方針だ。