元旦に合わせ1月1日から3日にかけて3連休となる中国。オンライン旅行プラットフォームの統計を見ると、2021年最初のこの連休中の旅行の人気が上昇中で、昨年同期を上回っているケースも生じている。
旅行サイト・携程の最新統計によると、3連休中、中国国内の「深く味わう旅」の旅行先の人気度が320%上昇している。旅行サイト・途牛の統計によると、3連休中の予約の6割が3日以上の旅行で、連休と週末などを有給休暇などで繋げて旅行に出かける人が増加していることが伺える。そのような旅行に出かける人が多い都市トップ10を見ると、長江デルタ地域が最も多く、南京、上海、杭州の3地域の予約者数だけで全体の57%を占めている。
途牛の統計によると、連休に合わせて旅行に出かける人のうち、出発日で最も多いのが12月31日、次が12月30日となっている。1月3日になると、飛行機を利用する人の数は減る傾向がみられている。
去哪児網のホテルに関する統計を見ると、3連休中の予約数は昨年の1.8倍で、前年同期比8割増となっている。去哪児網での中国国内のホテルの予約が多い都市トップ10を見ると、長沙、北京、広州、杭州、厦門(アモイ)、南京、上海、重慶、西安、三亜となっている。
うち、広州と三亜、西安のホテルの予約数は前年同期比100%増以上となっている。同3地域のホテルの平均支払い料金も前年同期比で、さまざまな程度で上昇している。うち、広州は高級ホテルの料金が平均26%増となっており、三亜は19%増、西安は7%増となっている。
予約の多いホテルの場所やタイプを見ると、広州に行く旅行者にとって人気なのは、温泉を楽しむことができるホテルやリゾートホテル。三亜で人気のホテルは、亜龍湾と海棠湾に集中していて、部屋のタイプは海の見えるダブルの部屋とファミリー向けの部屋がメインとなっている。西安で人気のホテルは大雁塔や鼓楼などの人気観光スポット付近に集中している。
ホテルの料金は上昇しているのに対して、飛行機のチケットは、2020年の低価格の流れをそのまま引き継いでいる。去哪児網のプラットホームの統計によると、3連休中、国内線の飛行機チケットの平均価格は615元(1元は約15.85円)と、前年同期比で137元安くなっている。上海を出発するチケットを見ると、最も人気となっている路線は上海-広州で、平均価格は602元、前年同期比で152元も安い。
途牛の報告によると、旅行に出かける人が最も多い都市ランキングトップ10は、南京、上海、北京、広州、深セン、杭州、天津、武漢、長沙、鄭州となっている。
途牛の統計によると、旅行先で最も人気の省・市トップ10は、海南、広東、上海、北京、雲南、江蘇、東北一帯、浙江、四川、マカオ地区となっている。
途牛の統計によると、今年7月から省を跨いだ旅行が再開して以来、中国国内の長距離旅行が大人気になっていることは注目に値する。3連休中も、予約の60%が国内の長距離旅行で、人気の旅行先は、海南、雲南、東北一帯、広東、四川、福建、江蘇、広西チワン族自治区、黒竜江、陝西となっている。旅行の日数を見ると、4‐6日が45%と、最も多くなっている。また、かなり多くのユーザーが長期の旅行を選択しており、41%は6日以上となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月25日