男子ゴルフの今季国内開幕戦東建ホームメイトカップ(三重・東建多度CC名古屋 7081ヤード=パー71)は14日、第1ラウンドがあり、重永亜斗夢(あとむ)と永野竜太郎のいずれもツアー初優勝を狙う27歳が6アンダーの首位で並んだ。昨季で選手会長を終えた池田勇太が1打差で3位。世界ランキングで松山英樹に次ぐ日本勢2位につけ、リオデジャネイロ五輪出場圏内の片山晋呉は2アンダーで18位。昨年の賞金王金庚泰(キムキョンテ)(韓)は12位、大会2連覇を狙うヘンドリー(ニュージーランド)は35位。
■「弟を作っているような感じ」
5バーディー、ノーボギーで首位と1打差につけ、池田は「いいゴルフができた」と朗らかに話した。
選手会長だった昨年までの3年間は、1年1勝どまり。会議やイベントに追われて「月の半分は会長業だった」。重責を下ろした今冬は体作りに集中し、「著しく違うオフになった」。
30歳になり、イメージを一新させた。トレードマークだったタック入りの幅広ズボンを細身のタイプに。まだ慣れず、かがんだ時に尻部を2回破ったという。角刈り頭もやめた。「違う自分を作るのが楽しい。弟を作っているような感じ」
首位の永野 熊本出身の27歳。同組で回った同郷、同い年の重永と並び、「意識し合って頑張れたらいいなと思う」。
首位の重永 「昔から永野は同級生で頭一つ抜けていた。すごい選手だから、負けたくないとは思わない。明日以降も自分のゴルフを徹底したい」
18位の片山 2日前まで39度の高熱で寝込む。「前半フラフラだった。今年はケガなくやれば、(リオ五輪の)代表にも選ばれると思う」