地震で出来た道路のひび割れを直そうと、がれきを敷いて踏み固める子供たち=17日午前10時42分、熊本県益城町、森井英二郎撮影
気象庁は、14日からの一連の地震で、体に感じる地震が17日午前10時までに410回に達したと発表した。マグニチュード(M)3・5以上の比較的大きな地震は同日午前8時半までに162回になり、1995年以降の内陸や沿岸で発生した地震のうち、2004年の新潟県中越地震を超え、最も多くなった。
(タイムライン)熊本地震を時系列で
熊本地震 災害時の生活情報
特集:熊本地震
記者会見した青木元・地震津波監視課長は「16日午前1時25分のM7・3の地震後、地震回数が急激に増えた。熊本から大分にかけて活発な地震活動が続いている。昨日からの雨で地盤がゆるんでいる可能性があり、今後も強い地震の揺れや雨に注意してほしい」と警戒を呼びかけた。
気象庁によると、17日に入っても熊本県や大分県で1時間あたり10回近くの有感地震を観測している。余震の震源域は、16日以降、熊本県の南西方向、八代市などにも広がっている。