サッカーのイングランド1部レスターが2日、1884年のクラブ創設以来初めてサッカーの母国イングランドのリーグで頂点に立った。2位トットナムが2日、敵地でチェルシーと2―2(前半2―0)で引き分け、勝ち点は70。首位のレスターの勝ち点は77点で、残り2試合で逆転が不可能になった。
トットナムはイングランド代表FWケインが前半35分に先取点を奪うなど前半を2―0で折り返した。だが、後半に途中出場のチェルシーFWアザールに得点を許すなど2失点。引き分けに終わった。
レスターの日本代表FW岡崎慎司はドイツ1部マインツから移籍して1季目で栄冠に輝いた。岡崎は終盤に16試合連続で先発するなど34試合に出場して5得点で、チームの主力として活躍した。イングランド1部で優勝した日本選手は、マンチェスター・ユナイテッドで2012~13年シーズンに優勝した香川真司以来2人目。
08~09年のシーズンは3部だったレスターは13~14年に2部で優勝して1部に昇格。14~15年は14位だった。過去の最高成績は1929年の2位。(ロンドン=河野正樹)