車いすバスケットボールを体験する人たち=2日午後2時5分、東京・銀座、越田省吾撮影
東京・銀座の目抜き通りで2日、2020年東京パラリンピックに向けたイベント「NO LIMITS SPECIAL GINZA &TOKYO」(東京都主催、朝日新聞社など後援)があった。2万人超が来場し、障害者スポーツの魅力を満喫した。
歩行者天国になった銀座中央通りでは、車いすテニス女子の上地結衣選手が、車いすに乗った元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんとラリーを展開。ネット越しにボールが行き来すると、会場が拍手で沸いた。上地選手は「これを機会に様々な競技に興味を持ってほしい」と呼びかけた。ひじのけがでプレーを見送った国枝慎吾選手は見どころなどを解説した。
ブラインドサッカーやボッチャの体験コーナーもあった。ブラジル・リオデジャネイロの高校と交流する都立白鷗高の生徒たちは車いすバスケットボールなどに挑戦。2年生の塩田勇人さん(17)は「上半身の力だけでシュートを打つ選手のすごさがわかった。リオの高校生にも体験を伝えたい」と話した。(松沢憲司)