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余震で戻れぬ集落にイノシシ 生活再建遠く 熊本・益城

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-5-6 9:13:59  点击:  切换到繁體中文

 

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苗床のある自宅から畑への道は一部が崩落している。「何かあったらと思うと通るのが怖い。でも畑にいかないと作業ができない」。1日に数回往復する=29日午後2時25分、熊本県益城町、福岡亜純撮影


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熊本県などでの一連の地震は、同県内に767億円(推計、1日現在)の農業被害をもたらした。用排水路やハウスといった基盤施設の損傷が大きいが、集落の営みそのものに打撃を与えているケースもある。2度にわたる震度7に見舞われ、今も余震がやまない同県益城(ましき)町の山あいの集落を4月下旬に訪ねた。


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熊本地震 災害時の生活情報


住宅の多くが倒れ、石垣が崩落していた。舗装した道路はひび割れ、波打ち、山肌の一部も崩れていた――。杉堂地区。熊本地震を起こした断層帯の上にあり、激しい被害を受けた。


4月29日、約70世帯が暮らす集落に入った。うち10世帯ほどはサツマイモで生計を立てている農家だ。


「またか」。午前7時半、西村誠志さん(62)が被災した自宅前のビニールハウスに近づくと、中では体長1メートルほどのイノシシがサツマイモの種芋を食い荒らしていた。数日前も同じ目に遭った。慎重に間合いを取りながら、棒で追い払った。


それまで人里に姿を見せなかったイノシシが震災後に集落に入り込み、ハウスを荒らすようになった。




 

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