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PTA、どうすれば変われるのか 論者が対談

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-5-9 8:56:29  点击:  切换到繁體中文

 

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対談する横浜市PTA連絡協議会の森川智之会長(左)と編集者の大塚玲子さん=金川雄策撮影


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くじ引きやじゃんけんでの担当決め。仕事をかかえながら、のしかかる活動の負担――。PTAは「子どものために」とは理解できるけど、もう少しうまいやり方はないものか、どうしたら変われるのか。PTA役員やライターとしてPTAに関わってきた2人に語り合ってもらいました。読者からメールやお手紙で寄せられたご意見も紹介します。


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■横浜市PTA連絡協議会会長の森川智之さん、ライターの大塚玲子さんが対談


――PTAの役割とは何ですか。


森川智之 三つの役割があると思います。一つは、親子のレクリエーションや親の学びなど成人教育、二つ目は、保護者の意見をまとめて代表すること。そして三つ目が、人手や予算で学校を支援することです。


大塚玲子 学校側からみて、「あったほうが助かるな」という団体です。お金の面でも、保護者の窓口が一つで済むという点でも、ないと困る。保護者の意見を集約する機能は大事だと思いますが、必ずしもできていません。難しいですね。


――なぜ、ボランティアなのに強制感があるのでしょう。40年前の経験者からもまったく同じ投書があり、変わっていません。


森川 やはり、PTAが何をやっているのか分からないという面が大きいと思います。分からないから「大変そう」となる。お題目のようで使いたくない言葉ですが、「子どものため」なんです。それに見合うコストかどうかが問題。


PTAの活動にも、すぐに役立つものと、長い目でみて役立つものがあります。クラスの保護者による茶話会は意味がないように見えますが、保護者同士の関係がよくなれば、孤立する家庭に手をさしのべられるかもしれない。


大塚 そのためには、もっとPTAが参加しやすいものになっていかないと。いまは「全員参加」が目的になってしまっています。「やらなきゃいけない」が先に来てしまっている。PTAが、家事育児と同様に「母親の義務」になりがちな点も気になります。


森川 私は「目的が分からない活動はいつでもやめていい」と伝えています。行政からの要請や動員でも、意味がないと思えば、断っていい。すごく手間がかかるけど、本当は毎年度、ゼロベースで活動を見直すのがベスト。


大塚 もし活動がまわらないなら、活動を減らすか、参加しやすくして担える人を増やすしかありません。「子どものため」と言われるとスリム化に罪悪感を抱く人もいるようですが、そんなことはない。


――大塚さんは、全員参加の限界を感じますか?


大塚 「全員参加」の強制は、「PTAは誰もやりたがらない、嫌なものだ」と広めているようなものです。自主的にやってくれる人を待つ。もしいなかったら、その年は「休もう」といってもいいのでは。


森川 自分たちで腹をくくるしかありません。任意加入を伝えると、会員が減るリスクもある。ただ、伝えなければ「強制された」とトラブルになるリスクがあります。そこは、「保護者を信用するしかありません」と言っています。


大塚 実際は、任意加入にしても加入率が9割を超えているPTAがほとんどです。3、4割でも、楽しくサークル感覚で続けているところもあります。


森川 ただ、保護者代表という役割は、「みんなが入っている」と言えるとメリットは大きい。学校に意見したり、学校でプリントを配布したりできるのは、みんなが入っていることが前提の組織だからです。


大塚 保護者会として全員加入している組織が必要なら、PTAと切り離してもいいのでは。いまのPTAはお金も活動も保護者会もごちゃまぜになった状態で、全員参加を強制させられていますよね。


森川 横浜にも、会費も任意という学校があります。ただ、集計の負担が大きすぎる。活動も会費も任意というのは理想ですが、99%の人が活動して、1%がしないことを認められるか。コミュニティーの成熟度につながる議論です。


大塚 でも実際は、「あの人はやっていない、ずるい」となる。


森川 やはり寛容性が大事だと思います。私が子どもの頃は、父親が働き、母親は専業主婦といういわゆる標準世帯が多く、高度成長を支えてきました。ただ、今は社会が豊かになって、価値観も多様化している。昔のモデルだけでやっていけるのか。その覚悟が、コミュニティーに問われています。


大塚 病気を抱えている、夫が入院中、シングルマザーで昼夜仕事を掛け持ちしている……など保護者にもいろんな状況があります。本当にできない人と、やればできるけれどやらない人は見た目で区別できませんが、分けて考えたほうがいい。


――本当にできない人と、やればできる人をどう線引きしますか。


大塚 線引きは難しい。シングルマザーの私自身も「絶対にできない」と思っていたけど、やったら意外とできてしまったんですよね。でも、もし強制されていたら、やらなかった。「どうしてもできない」と思う人は、逃げてしまっていいと思います。


森川 私も最初は「勘弁してよ」と思っていましたが、できちゃった。でも、「私もできたんだから、あなたもできる」と自分の尺度で他人に同じことを求めてはいけない。


それなのに、投書にあるような「みんなの前で『できない理由』を言わされた」というのは、プライバシーへの配慮が欠けていますね。「非会員の子どもは卒業式に花がない」という方からの意見もありますが、これもひどい。「子どものため」であるPTAがすべきことではありません。PTAの任意性が先鋭化すると、「任意団体だから何をやってもいい」となり、こういうことが起きる危険性も感じます。入会制限だって可能になってしまう。多くの人が入っているということは、偏りをなくすためにも重要です。


――PTA改革を志す人たちに、アドバイスを。


森川 PTAを変えたいと思うんだったら、できるだけ多くの仲間を巻き込んだ方がいい。結局、人の集まりですから。PTAの表面だけ見て批判する人が多いですが、それではよい方向に動きにくい。


大塚 最低限、退会する人が嫌な思いをしないようにするなど、いくつかのステップがある。一般会員も、総会などで意見してはいかがでしょう。文句だけ言っていても変わりません。意味がないと思っていた活動も、説明を聞けば意味がわかることもあります。


森川 大勢が参加するPTAを目指すなら、「公平」を求めるのは困難。強制されない「公正」さが重要で、寛容の気持ちをもってほしい。暗く重くやるのではなく、「(P)ぱっと・(T)楽しく・(A)明るく」ですね。明るいところに人は集まります。



もりかわ・ともゆき 1968年生まれ。公認会計士。2012年度から横浜市P連役員を歴任し、新任役員向けの研修会でPTAの任意性を取り上げている。14年6月から現職。



おおつか・れいこ 1971年生まれ。編集者・ライター。結婚や離婚、子どもなど、家族をテーマにしている。近著に「PTAをけっこうラクにたのしくする本」など。


■寄せられた声は


●3年前に改革を始め、研修会の開催や動員、本部役員と先生との飲み会、形式的なパトロールを、廃止や希望者のみの参加に変えました。広報紙はホームページへの掲載に変えて、締め切りに追われることがなくなりました。行事の手伝いなどは、年度初めに日程を提示し、2日を選んでもらっています。学級委員が学校に直接意見を言える仕組みがやりがいにもつながり、毎年立候補で定員オーバーです。(神戸市 前中学校PTA会長 女性 47歳)


●10年前、子どもが小学校に入学した最初の保護者会で、何のことかわからないままPTAの委員決めが始まり、誰も手を挙げず時間だけが過ぎていきました。状況を変えようと、仲間と一緒に新入生の保護者会で仕事を解説すると、すべての委員が立候補で決まりました。当時の仲間と3年前にNPOを設立し、PTAの研修などをしています。解説すること、仲良くなることが改革のカギです。(東京都葛飾区 NPO法人代表 女性 53歳)


●私はPTAに9年かかわり、本部役員にもなりました。改革は進まず、3年前に退会。今年、やっと入会届ができましたが、非加入を選んだ約1割の世帯に、子どもが行事に参加できなかったり記念品をもらえなかったりする場合があるという文書が配られました。教育委員会に相談しても、「仕方がない」と言われ、コンプライアンス上の問題や人権侵害があっても、相談できる窓口がありません。(東京都羽村市 元PTA会員 女性 45歳)


●この春まで息子がいた小学校でPTA会長をしていました。自治体が行っている「協働のまちづくり」への出席と教員や保護者へのレクチャーを求められ、地域活性化イベントに参加者を動員するように求められてきました。しかし、学校やPTAの会員から協力が得られず、困難でした。これでは、ますますPTA会長のなり手がいなくなりそうです。PTAは学校と児童の支援だけで許してもらえないのでしょうか。(岩手県 前PTA会長 男性 50歳)


■自分と違う考え方の人を尊重する姿勢、大切では


うまくいけば、学校での子どもたちの姿や地域のことが見えてくるPTA。そのPTAを考える昨春の企画から1年、読者から届いたお便りには、自分がやりたいと手を挙げる人が出るようなPTAに変えた人も、うまくいかなかった人もいました。


うまく改革に成功したPTAには、いくつか共通点がありました。まず、活動・業務を削ることを恐れないこと。校長が協力的なことも大きく、仲間を見つけることも大切です。そうやって変わったPTAの結果として、強制ではない自発的な活動が生まれていました。


一方、残念なことに、意見を言って排除された人たちもいました。勇気をもって発言したり退会したりした人を責める地域や学校は、本当に「子どものため」なのか疑問です。


さまざまな考えを持った保護者が集まる学校という場で、全ての人が満足できるPTAにするのは簡単ではないでしょう。変えるよりも、波風を立てずに卒業を待つ方が楽かもしれません。ただ、「変わって欲しい」という人はたくさんいます。自分と違う考え方の人を尊重する姿勢は、子どものためにも大きな力になるのではないでしょうか。(田中聡子、杉原里美)



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