八回表立大1死、代打松崎は右越えに勝ち越しの本塁打を放つ=林紗記撮影
東京六大学野球の春季リーグは15日、東京・神宮球場で第6週2回戦があり、立大が連勝して勝ち点を3に伸ばし、1999年秋以来の優勝に望みをつないだ。優勝争いは勝ち点3で並ぶ明大と立大に絞られ、次週の直接対決で決まる。立大は同点の八回、松崎(2年、横浜)と佐藤拓(4年、浦和学院)の2者連続の本塁打で慶大を振り切った。早大は三回に石井(4年、作新学院)の右中間三塁打など5安打で3点を奪うなど主導権を握り、雪辱した。
◇
早大5―4明大、立大6―4慶大
■立大・松崎、代打で初本塁打
立大は、今季から出場機会を得た松崎の初本塁打で勝ち越した。代打に呼ばれた瞬間から「やっと来たか」と気合十分。初球をフルスイングで空振りした後は変化球に狙いを絞り、5球目を右翼席へ運んだ。溝口監督は「本塁打は期待していなかった」。勢いを増して、33季ぶりの優勝をかけた次週の明大戦に臨む。