インターネットのカジノサイトを運営し、客と賭博をしたとして、京都府警は10日、会社役員坂本拓也容疑者(39)=大阪市中央区=ら5人を常習賭博の疑いで逮捕したと発表した。坂本容疑者は容疑を否認しているという。
他に逮捕されたのは、会社員富山剛(とみやまごう)(36)=富山県高岡市▽会社役員榎純一(36)=大阪市北区▽会社員神庭(かんば)鉄兵(27)=大阪市中央区▽自称自営業田中俊之(48)=神戸市垂水区=の4容疑者。榎、神庭両容疑者は容疑を否認。ほかの2人は認めているという。
サイバー犯罪対策課によると、5人はインターネット上で賭博をする「ドリームカジノ」を運営。2013年12月~今年3月10日の複数回にわたり、不特定多数の客にサイトにアクセスさせて金を賭けさせ、賭博をした疑いがある。
このサイトでは、カジノが合法の中米・オランダ領キュラソー島で営業許可を受けているとしているが、問い合わせ対応が日本語のみだったことなどから、府警は国内で運営されていると判断。大阪市天王寺区の事務所などを関係先として捜索した。12年11月のサイト開設以降の賭け金総額は約19億2600万円に上るという。