長野県ＪＡバンク（長野市）の新ＣＭが県内で放映されている。話題となった前作に続いて「年金ダンス」を切れ味鋭く踊るのは“まなこさん”だ。「インターネットの世界とお茶の間をつなぐ懸け橋になりたい」。今月３日、そんな希望を朝日新聞記者の取材に語った。

――朝日新聞の長野版とデジタル版でＣＭの話題を掲載した今年３月９日、ＣＭ映像が公開されている県ＪＡバンクのホームページがアクセス困難になったそうです。

朝起きたら、ツイッターにすごい反響があってびっくりしました。その後、フジテレビの情報番組「めざましテレビ」でも取り上げていただきました。長野の方にも私のことを知ってもらえてうれしいし、ありがたいです。

――「年金ダンス」の人気の理由は何だと思いますか。

この目立つ格好（セーラー服）じゃないですか（笑）

でも、キャッチーな振り付けがよかったと思います。誰でも覚えやすいし、まねできます。

――独特の振り付けですが自作だとか。

はい。動きにそれぞれ意味を込めました。両手を重ねるように突き出す動きは、年金を積み立てるイメージ。「ＪＡ」や「相談（電話）」などの歌詞は、手足や体の動きで表現しましたので、よく見てください。

――本当に「キレキレ」ですね。ずっとダンサーを目指していたんですか。

幼稚園のときから、歌手になるのが夢でした。高校に入って部活でチアダンスをしていましたが、どちらかというと「引きこもり生活」で……。高校２年のときにファンだったアイドルグループ「ダンスロイド」のオーディションを受けて、合格しました。