フランス南部ニースでの事件を受け、各国首脳から非難の声が相次いだ。
「人がボーリングのピンのように」 仏革命記念日の惨劇
モンゴルで15日に始まったアジア欧州会議(ASEM)首脳会合にはアジアや欧州各国の首脳が出席。安倍晋三首相は演説の冒頭、「残虐な攻撃により亡くなった方々に哀悼の誠を捧げる。負傷された方々に対し、心からお見舞い申し上げる。日本はフランス国民とともにある。この事件が仮にテロによるものだとすれば、決して許されない」と語った。
欧州連合(EU)のトゥスク首脳会議常任議長は、記者団に対し「自由、平等、博愛を祝う人々が標的になった。フランスにも、欧州にも、この地に集ったすべての人にとっても悲しい日だ」と語った。会合に参加した中国の李克強(リーコーチアン)首相も「このような攻撃を強く非難する。犠牲者に対し哀悼の意を表する。いかなる形のテロ攻撃にも断固として反対する」。韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は「いかなる場合でもテロ行為は容認されてはならない」と述べた。
また、オバマ米大統領は「テロとみられるひどい攻撃を最大限の言葉で非難する」とする声明を発表。「捜査のために必要な、いかなる支援もすると申し出た。フランスと一致団結していく」とした。