金融庁は、原則として「午前9時から午後3時まで」と定めている銀行の営業時間を短縮できるようにする方針を固めた。「午前中のみ」「昼休み時間は休業」といった弾力的な営業を認め、利用者が減っている地方の店舗網を維持するのが狙い。9月にも実施する方針だ。
店舗が閉まっていても利用者が困らないよう、ATM(現金自動出入機)を使えるようにすることなどを条件とする。営業時間を定めた銀行法の施行規則改正に向け、近く一般からの意見を募る。
現行の規則では、午前9時から午後3時まで店を開けたうえでその他の時間帯に営業時間を延ばすことは可能だが、短縮については、サービス低下につながりかねないとして原則、認められていない。
全国銀行協会によると、銀行の…