井山裕太名人への挑戦権を9人が争う第41期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は21日、首位の高尾紳路九段が内田修平七段に勝ち、リーグ成績を6勝1敗とした。高尾九段は最終戦に勝てば、2期連続の名人挑戦者に決まる。内田七段は0勝8敗で全日程を終えた。
リーグは8月4日の最終4局を残すのみとなった。最終戦の組み合わせは、高尾九段―黄翊祖八段(4勝3敗)、山下敬吾九段(4勝3敗)―張栩九段(5勝2敗)、河野臨九段(4勝3敗)―村川大介八段(5勝2敗)、羽根直樹九段(3勝4敗)―平田智也七段(1勝6敗)。高尾九段が敗れ、張九段と村川八段の両方または一方が勝てば、挑戦者決定はプレーオフにもつれ込む。
21日の結果は次の通り(左が勝ち、△は先番)。
高尾紳路九段(6勝1敗) 中押し △内田修平七段(0勝8敗)