ソフトウェアやインターネットの業界団体を束ねる日本IT団体連盟(IT連)が22日、設立された。代表理事兼会長はヤフーの宮坂学社長が就任。IoT(モノのインターネット化)や人工知能など新たな技術開発が進むなか、業界が広く横断的に結集し、傘下企業は約5千社、400万人に達する。政府への提言力を強める狙いがある。
IT産業は業界団体が100以上もあり、まとまって政府に働きかける力が弱かった。このためIT連は、自動車や鉄鋼など他の業界団体のように発言力を高めようと各団体に参加を呼びかけ、今回、コンピュータソフトウェア協会など53団体が加わって発足した。IT関連の人材は2030年には59万人も不足するとみて、当面は学校教育のカリキュラム策定など人材育成を政府や教育機関に提言する。
同様の団体には、楽天の三木谷…