春節(旧正月、今年は2月12日)の足音がますます近づく中、毎日頑張って働いている「ワーカー」たちを支えているのは、まもなくやって来る春節(旧正月、今年は2月12日)の連休以外では、おそらく春節前に支給される賞与だろう。中国新聞網アプリが伝えた。
中国の求人サイトの智聯招聘が1日に発表した「2020年ホワイトカラー年末賞与調査研究報告」によると、20年度末の全国のホワイトカラーのボーナスは平均7826元(1元は約16.2円、約12万7千円)となり、19年に比べると大半の業界で支給される人の割合が低下したが、文化・スポーツ・教育/工芸・美術は唯一、プラス成長を遂げた業界になった。
20年のホワイトカラー年末ボーナスは平均7826元
調査によると、20年度末の全国のホワイトカラーのボーナスは平均7826元で、19年の9547元に比べて18%も減少した。
具体的にみると、ボーナスの支給額は5千~1万元の割合が最も高く25.3%に達し、1万元~5万元と5万元以上の高額のボーナスを支給された人は合わせて29.2%だった。
いささか困難だった20年には、ボーナスは「前年並み」というホワイトカラーが最も多く38.5%を占めた。「前年より少なかった」は35.8%、「前年より増えた」は25.9%にとどまり、19年の37.3%から大きく減少した。
従来業界のホワイトカラーのボーナスは好調
具体的に、どのようなホワイトカラーが最も手厚く報いられたのだろうか。
業界別にみると、エネルギー・鉱物資源・環境保護と政府系機関・非営利団体はボーナスを支給されたホワイトカラーの割合が最も高く、それぞれ38.9%と35.6%に達し、全業界の1位と2位に立った。3位は自動車・生産・加工・製造業の32.9%、4位は不動産・建築業の31%。
同報告によると、従来の製造業と基礎産業は中国の経済発展における中堅パワーになり、感染症の打撃の中で果たした産業チェーンを安定させる役割は取って代わられることのできないもので、新しい産業構造の高度化の中でも全体として好調な発展を遂げ、関連企業でも従業員に恩恵を及ぼしたという。
19年と比較すると、大半の業界でボーナスを支給されるホワイトカラーの割合が低下したが、文化・スポーツ・教育/工芸・美術は唯一、プラス成長を遂げた業界になった。
またオフライン消費シーンへの依存度が高いサービス業は感染症対策期間中に大きな打撃を受け、ボーナスを支給されたホワイトカラーも19年の32.2%から17.7%に減少し、半分近く減った。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年2月3日