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就職情報サイトの智聯招聘はプラットフォームのビッグデータに基づいて研究を行い、22日には報告書「2021年インターネット業界求職案内」を発表した。ビッグデータによると、ネット関連の求人のうち技術職が2割を占め、製品とデザインのポジションは競争が激しく、人工知能(AI)関連のポジションは高給で競争の「穴場」だという。
仕事を求める競争をみると、2020年にネット業界で競争がもっとも激しかったポジションはデザイン(競争指数32.3)、製品(同31.6)だった。平均すると1つのポジションを28.5人が争った計算になる。競争指数は提出された履歴書の数から求人するポジションの数を引いたもので、高ければ高いほど競争もより激しいことになる。
ビッグデータによると、コアポジション8種類(プロダクトマネージャー、ソフトウェア開発、フロントエンド開発、モバイル開発、AI、データエンジニア、テストエンジニア、運営・メンテナンス・サポート)のうち、求人が最も多いのはソフト開発で、41%を占めた。このポジションはネット業界の発展における技術的基盤であり、元々人材ニーズが高い。運営・メンテナンス・サポートとテストエンジニアなどは技術のハードルが低いため、競争が激しく、平均給与額は相対的に低い。
対照的なのは、目下台頭しつつあるAI関連のポジションだ。AIは新たな科学技術革命と産業変革をけん引する重要な技術といえるが、今はまだ人材の供給体制が整っていないため、競争がそれほど激しくない、提示された給与額が高い(月収ベースで1万9010元<約31万円>)といった人材誘致の局面が形成されている。
ここ数年、AI産業の急速な発展に、政策のボーナスも加わって、同産業は今後も求人規模が拡大し、人材の「穴場」をさらに形成していくとみられる。このほかにも競争がそれほど激しくなく、給与が高いコアポジションにはソフト開発、プロダクトマネージャー、テストエンジニア、モバイル開発があり、発展の可能性が一層の広がりをみせる。
ポジションをさらに細かく分けた分類のうち、求人数上位20位に比べ、提示された平均給与額の上位20位にはAI、データエンジニア、プロダクトマネージャーに関連したポジションがより多く並んだ。ソフトシステムアーキテクト担当者とデータアーキテクト担当者は給与額で他のポジションを上回った。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年2月25日