西本願寺の阿弥陀堂門に掲げられたポケモンGOの使用禁止を伝える看板=下京区
スマートフォンゲーム「ポケモンGO」の人気を受け、多くの参拝者や観光客が訪れる京都の寺社や史跡の中には、境内でのプレーを禁止するところが出てきた。対照的に、お参りに来るきっかけにしてもらおうと、スマホ充電器の貸し出しを始める寺も現れた。
「本願寺内でのポケモンGOの使用は禁止いたします」。世界遺産・西本願寺(下京区)は26日、阿弥陀堂門など3カ所に日英中の3カ国語で書かれた看板を設置した。
境内では、唐門(国宝)に他のプレーヤーのポケモンと対戦できる「ジム」が設定されている。さらに阿弥陀堂や御影堂などの国宝や重要文化財の施設に、アイテム(道具)を入手できる拠点「ポケストップ」が7カ所ある。西本願寺は禁止の理由を「礼拝施設なのでゲームはご遠慮いただきたい」としている。
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