世界ジュニア選手権のエキシビションで演技を披露する本田真凜
フィギュアスケート世界ジュニア選手権のエキシビションが19日、台北アリーナで行われ、本田真凜(大阪・関大中)はベートーベンのスプリングソナタに乗って、持ち前の優雅な滑りを見せた。
重圧に負けず「らしい演技」 本田真凜、涙の先の平昌へ
フィギュア特集 Kiss and Cry
本田は、完璧な演技をしながら連覇を逃して2位だった大会を「10分くらいはすっごい悔しかったんですけど、(今は)自分の演技に対する喜びが勝っている」と振り返った。優勝したロシアのアリーナ・ザギトワ(ロシア)と一緒にSNSで動画を発信して交流。他選手の応援にも全力を尽くした。「長かったけど、すごく充実した大会だった」
高校生になる来季はシニアで平昌五輪を目指す。練習でもミスなく演技を通せることはあまりない。集中力を発揮できる大会は1年に1回くらいだと冗談めかして言いながら、次にミスせずに集中する試合について「平昌までお預けです」と報道陣を笑わせた。
銅メダルの坂本花織(神戸ク)は、表彰台に乗らなかったらもう1年ジュニアだと言われていたといい、「もうジュニアはやだ、と思ってやったらできた」とリラックスして笑った。(後藤太輔)