上半期の新車販売でVWがトヨタを上回った
自動車大手の2016年上半期の新車販売台数が28日出そろった。独フォルクスワーゲン(VW)がトヨタ自動車を上回り、トップに立った。VWは昨年9月に発覚した排ガス不正の影響を抑え、初めての年間首位も視野に入れる。熊本地震などで生産が滞ったトヨタは挽回(ばんかい)を急ぐ。
■トヨタ、熊本地震で生産滞る
1~6月のVWグループは前年同期比1・5%増の512万台。一方、ダイハツ工業と日野自動車を含むトヨタは0・6%減の499万台だった。
VWの上半期首位は2年連続。トヨタとの差は13万台で、通年で逆転された昨年の2万台より多い。年度では14年度にVWが1位になっているが、暦年で実現すれば初めてだ。
VWの上半期は、排ガス不正の…