日航社員の相馬裕さんが転落した場所で手を合わせる日航機事故遺族の橋本毅さん=12日午前9時20分、群馬県上野村、三浦淳撮影
日航ジャンボ機が31年前に墜落した群馬県・御巣鷹の尾根の登山道は、高齢化する遺族が登りやすいよう、地元住民や日航社員が補修を続けてきた。今年、作業中の社員が滑落して命を落とし、社員への慰霊の思いを抱いて登る遺族もいた。
御巣鷹の尾根で日航社員が滑落死 慰霊登山の準備作業中
特集:日航ジャンボ機墜落事故
「優しく遺族に接してくれて、ありがとうございました」。12日、兄一家3人を失った橋本毅さん(62)=栃木県大田原市=は、登山道の途中で手を合わせた。
日航社員の相馬裕さん(59)…