国家統計局は16日に2020年上半期の中国経済の「半期報告書」を発表した。関連の中国人民銀行(中央銀行)のデータによると、上半期に中国では人民元建て貸出が12兆900億元(1元は約15.3円)増加し、前年同期に比べて2兆4200億元多かった。新規貸出はどこに向かったか。データによれば、上半期に企業・事業機関への貸出は8兆7700億元に上り、新規貸出全体の約72.6%を占めた。その圧倒的多数の部分が実体経済に向かったという。
中国人民銀行貨幣政策司の郭凱副司長は、「下半期の資金貸出と社会融資の規模は安定した増加傾向を維持するだろう。一方で、貸出の投入リズムは経済回復のリズムと一致していなければならず、貸出投入リズムが速すぎれば資金が堆積してしまい、有効に利用できなくなる。また一方で、価格は適切でなければならず、貸出金利は引き下げるべきだが低すぎてはならず、そうでなければ利ざやを得ようとする行為や資源の配置ミスなどの問題が生じることになる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月17日