ギャラリーで原爆の惨禍をテーマにした「Lament」をチェリスト大前知誇(ちか)さん(右)と演奏する新垣隆さん=8月6日、東京・池袋の東京芸術劇場 戦後71年の夏、作曲家でピアニストの新垣隆さん(45)が「ヒロシマ」と向かい合っている。広島原爆の日の6日、東京・池袋の東京芸術劇場でギャラリーコンサートに出演。画家・大前博士(ひろし)さんが原爆の惨禍をテーマに描いた作品群を前に、次女のチェリスト大前知誇(ちか)さんと二重奏で自作の「Lament(哀歌)」を披露した。今月15日にも「広島と福島」を描いた交響曲の初演を控える。「現在の状況に対して音楽家として世界にメッセージを発したい」と意欲的だ。 特集:核といのちを考える 新垣さんと広島とのかかわりは、やや複雑だ。あの佐村河内守氏が有名になったのは、新垣さんがゴーストライターとして作曲した「交響曲第1番“HIROSHIMA”」がきっかけ。もともと「現代典礼」というタイトルで作った曲が改題され、原爆の悲劇を描いた曲として独り歩きしてしまったことを新垣さんは大いに悔やんだ。「改めて自分の名前で『ヒロシマ』をテーマに音楽を作らねば、と思っていた」 2014年2月、18年間にわたって佐村河内氏の代作者だったことを公表して謝罪、新垣さんは母校・桐朋学園大学の講師を辞した。音楽活動を断念することも覚悟したが、知誇さんをはじめとする同窓生や仲間の支えで作曲・演奏を続けることができたという。 広島出身の大前博士さんが幼い日の被爆体験を描いた作品を集めた個展「黒い世界と白き眼光」を開くのに際して、知誇さんが新垣さんに作曲を依頼したのが「Lament」だった。原爆に命を奪われた人々の声をチェロが特殊奏法を交えて抑揚豊かに伝え、そこにピアノが影のように寄り添う音楽だ。 「HIROSHIMA」をアマ… |
自分の名前で「ヒロシマ」を音に 新垣隆さんが新作発表
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