初のリハーサルに臨んだ小澤征爾さん。真剣なまなざしで指揮を執る=松本市のキッセイ文化ホール
長野県松本市で9月9日まで多彩な公演が続く国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)は今年、前身のサイトウ・キネン・フェスティバル松本から数えて25回目の節目を迎えた。総監督で指揮者の小澤征爾さん(80)が12日、松本入り。オーケストラとの初練習に臨み、元気に腕を振る姿を見せた。
小澤さんは午後3時ごろサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)とのリハーサルがある松本市のキッセイ文化ホールに到着。菅谷昭市長やスタッフとの再会に笑顔を見せた。
リハーサル前に取材に応じた小澤さんは、25回目の節目を、「あっという間」と振り返った。世界各国から集まるSKOメンバーとの共演については「みんな『いい音楽をやるんだ』と熱意に燃えている。うれしいけどプレッシャーだ」と緊張の面持ちで語った。
一方、年明けからの海外公演で…