トゲナベブタムシが生息するコンクリートの水路=兵庫県姫路市
絶滅の恐れがある水生カメムシが、兵庫県姫路市にあるコンクリートの水路に生息している。コンクリート水路は生物はすみにくいとされるが、今春、国の「重要湿地」に選ばれ、地元の高校生が観察を続けている。
水生カメムシ「トゲナベブタムシ」は成虫で体長約1センチ。近年は兵庫、福岡、大分、佐賀などで確認されている程度で、国が絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定。兵庫県版レッドリストでは国の区分より一段階高いAだ。
姫路市の「夢前(ゆめさき)川…