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履正社・寺島、熱戦の疲労心配 名将チェック第10日

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-8-16 9:24:14  点击:  切换到繁體中文

 

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我喜屋優監督(興南)


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■第1試合 嘉手納―明徳義塾


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ともに1、2番が好調で、ここをいかに出さないかがカギになる。嘉手納は直球にめっぽう強く、初戦でもよくとらえていた。一方で、変化球を苦手としていた。明徳義塾は、かわしていく投手起用も頭にあるだろう。ゲームの流れをつかんで、ぬかりのない野球をするのが明徳で、守備力なども含めて総合力は上。嘉手納は夏は初出場だが、初戦で前橋育英を破って自信を得た。高校生は「自信」で大きく変わるものだ。守りのミスを少なくして、ついていくようにしたい。


(我喜屋優・興南監督 2010年春夏連覇)


■第2試合 秀岳館―いなべ総合


春の選抜大会4強の秀岳館に2回目出場のいなべ総合が挑む構図だろう。春と夏は違うが、甲子園の経験は大きい。秀岳館は2回戦の常葉菊川戦でどの打者もフルスイングしていたのが印象的だった。いなべ総合の投手陣は少しでも甘いところに投げると長打にされてしまう恐怖と戦わなくてはならない。とはいえ、いなべ総合はいつも通りの野球をすることが大切だ。「秀岳館は強打」ということを意識しすぎると自滅する。これまでの試合で見せた集中打を発揮すれば勝機はある。


(前田三夫・帝京監督 全国選手権優勝2度)


■第3試合 盛岡大付―鳴門


鳴門の投手陣と盛岡大付の打線の戦いになる。鳴門は5年連続出場で甲子園の経験が豊富。試合巧者だ。2試合を完投したエースの河野は投球術にたけている。いずれも2失点で、守りからリズムをつくれる。今春の選抜で優勝した智弁学園を破り、士気は高まっていると思う。盛岡大付は、中軸を打つ伊藤が2試合で4安打5打点と好調。チームとしても計19得点を挙げており、打線は活発。ただ、ボールの見極めや狙い球の絞り方などが大事になってくる。


(原田英彦・龍谷大平安監督 1997年選手権準優勝、2014年選抜優勝)


■第4試合 常総学院―履正社


まず注目すべきは履正社のエース寺島の出来だ。1、2回戦で連続完投し、2回戦では2度の中断を挟みながら強打の横浜打線を1点に抑え込んだ。それだけに精神的な疲労が心配。履正社は持ち味である隙のない野球をして寺島を援護したい。今夏2試合連続ふた桁安打の常総学院とはいえ、まともに寺島とぶつかっては分が悪い。木内前監督時代からの武器である、足で相手を揺さぶる野球をフルに発揮したい。常総打線と、大会屈指の好左腕との対決が今から楽しみだ。


(豊田義夫・利根商監督 大阪・近大付で選抜大会3回出場)




 

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