西鉄の復刻ユニホームを前に笑みを見せる豊田泰光さん=2008年5月
プロ野球西鉄の黄金時代に中心選手として活躍した豊田泰光さんが14日、81歳で他界した。水戸商3年の1952年に出場し、主将として選手宣誓も務めた夏の甲子園大会開催中に届いた訃報(ふほう)だった。
元プロ野球選手の豊田泰光さん死去 西鉄黄金時代に活躍
へそ曲がりに見えて、実は真っすぐな人だったのではないか。初めてあいさつしたのは約20年前。「朝日新聞か。お前の先輩に、オレの守備を下手くそだと書いた記者がいてな」といきなり言われ、面食らった。
遊撃手として長く活躍したという自負からだろう。「うまくはないが、下手でもなかったぞ」と笑った。その後は守備論や打撃論を熱く語って下さった。テレビやラジオで聴く歯切れのいい口調そのままで、野球への愛情にあふれていた。
その情熱を注いだのが、雑誌や…
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