NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯電話大手3社は9日、「iPhone(アイフォーン)7」「7プラス」の価格を発表した。
iPhone7、異例の日本重視 Suicaに対応
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3社とも24回の分割払いにすると月々の利用料金が割り引かれる。「7」の容量128ギガバイトタイプの実質負担額は、KDDIとソフトバンクでは、通信会社を変えない場合で税込み3万2040円、他社から乗り換える場合で同2万2320円。ドコモは、どちらの場合も同3万8232円だが、同日発表した各種キャンペーンを活用すれば、機種変更した場合は5184円、他社から乗り換えた場合、最大1万6200円の値引きとなる。3社とも9日から予約を受け付けており、発売は16日。
昨年9月の「6s」発売時は、3社とも「実質0円」をうたっていたが、今年4月に総務省が行きすぎた値引き販売を禁じたことを受け、実質負担額は大幅に上がった。
また、auは9日、自社の利用者を対象に、従来のiPhoneから「7」への機種変更を促すため旧型を高値で下取りすると発表した。例えば「6sプラス」の下取り価格は3万8640円で、「7」に変えると実質的に6600円が返ってくる。総務省料金サービス課は「下取り価格が中古市場の相場と大きく離れておらず、現時点で問題はないとみている」としている。(上栗崇)