最終戦で九州大は北九州大に敗れた=6日、福岡県春日市
九州六大学の秋季リーグ戦が全日程を終えた。49度の優勝を誇る九州国際大が最下位に終わるなど混戦だった今季。近年、最下位が定位置の九州大が優勝戦線をにぎわせ、58年前の優勝メンバーも盛り上がった。「次は神宮をめざして」。期待が高まっている。
■遠い頂点
「悔しいけど、よくやった。いいチームになりつつある」。6日の県営春日公園野球場(福岡県春日市)での最終戦。23季ぶりの優勝を決めた北九州大に九州大が敗れると、試合を観戦していた九州大硬式野球部後援会の山崎信行理事長(78)は残念そうに話した。
九州六大学は春秋それぞれにリーグ戦を戦う。九州大は1958年の春季リーグに優勝して以来、頂点から遠ざかっている。過去3年では毎季0勝か1勝で、5季連続最下位だった。
それが今季は一転、中盤で全6チームが3勝3敗で横並びに。最終週前でも九州大は4勝4敗の3位と優勝戦線に踏みとどまった。
58年の優勝時に打率5割で首…